朝、4時頃、胃がムカムカし出して目が覚めた。 アレ、これちょっとヤバいかもしれない...私はLeさんが熟睡しているのを横目で見ながら、Nha ve shinへダッシュ!! 風邪で大熱出した子供時代でもないのにNon。 吐き気がおさまって、うとうとし出したら、1時間後に追い討ちをかけるようなdau bung。 屋台「大当たり」である。 ベトナムの屋台は「食べる」というより、私には「賭ける」という感じが否めない。 でもPhoで当たったのは初めて。 これから港までバスで1時間、船で1時間、ハノイまで4時間もかかるというのにどうしたらいいの!? 起きてきたLeさんに出発の時間を1時間遅らせて貰って、ベッドに横たわる私。 Leさんはテレビを見だした。なぜか字幕がタイ語だった。 最後の頼み!dau gio(ベトナムでは頭やお腹が痛い時につける有名な?緑色の液体)を擦り込み。Nha ve shinを往復してきっかり1時間後に出発したのであった。 幸い、バスに乗っているうちにどんどん体調が回復して行った。 朝ごはんを食べなかった私にLeさんはおこわを買ってきてくれたけれど、腹痛と吐き気が治まった直後に食事なんてできません... 「an di an di」(食べなさい、食べなさい)攻撃をやんわりとかわしつつ、「バス酔いしそうだから、着いてから食べるね」と言って、やり過ごす。 無事に体調が回復し、ハロン湾も改めて眺め直した。 ここは昔、龍が降り立って、中国人の侵略を防いだという土地らしい。 でも、今のハロン湾には龍は降りてこないだろう。 人々がゴミを捨て続ける限りは... Leさんが「Kamui見て!!」と指さした先には野生のヤギが、悠々と切り立った崖を登り降りしていた。 その光景はまるで、「もののけ姫」の世界のようだった。 でも、映画のラストのように、そこは「神々がいなくなった森」のように思えた。 こうして、2泊3日の旅行は終わりに近づいていた。 「Leさん、本当にありがとう。楽しかったよ。私はLeさんと一緒じゃなきゃ、こんなに楽しくなかったと思うし、こんな体験もできなかったよ。Leさんは外国人の私と居たから、たぶんいつもよりお金をたくさん払わされたりして大変だったと思うし疲れたよね...ごめんね。ありがとう。またね...!」と言って別れを告げた。 しかし!!Leさんは「Kamui Thai nguyen cung di nhe!」(一緒にタイグエンへ行こうね)と言うではないか!! タイグエンはLeさんの故郷である。何度かお邪魔しているけれど、ハノイからさらに1時間。 「Leさん、ごめん。今日は無理...」 「じゃ、明日ね。朝6時ね!バスで来てね☆」 しんみりした気分はどこへやら... 本当に楽しかったけれど、明日、早朝に約束が出来てしまい、どっと疲れて帰路についた。
by m0ng
| 2009-09-03 14:56
| VietNam
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